「水」で思い出す高荷義之
アーマーモデリング9月号の「高荷義之と水」というテーマの記事を読みました。私だって高荷さんのファンなのに編集からお呼びがかからずちょっとスネております。
そんな訳でここで書きます私の好きなボックスアートはタミヤのM60AIですね。カニングタワーを使って渡河しているヤツです。後のAFクラブのM60A1の上陸のシーンもこれからヒントを得て描きました。ホコリと水は戦車のキャタピラ転輪を動かして迫力を出すのにはイイですね。白バックでは出来無いワザです。
ちょっと話がズレますが、僕が柏時代に高荷さんがM48A-2パットンが揚陸艦から出てくるボックスアートを描いたのを見て小松崎先生が「う〜んうまいね」といいながら御自分もM4A-1シャーマンを揚陸艦から上陸させているボックスアートを描きました。生生は高荷さんをライバルとして「戦艦大和でも研究では負けても波ではヨッちゃんに負けないヨ」と、日本画出身の先生はちょっと日本画風の波を自慢しておりました。(今のM48とM4はどちらもタミヤのプラモです)
最後に、波では上田毅八郎さんが「俺が一番」とおっしゃっておられました。何しろ大戦中、軍艦に乗り軍艦も海も見ていた方なので、誰も反論できないと思います。南方海、東シナ海、太平洋、日本海、瀬戸内海、北方洋等全て色が違うし、その様に描いておられたそうです。
僕もボックスアートでは軍艦を描いていないので戦艦大和イフ記の表紙では描いたけど大きい絵のご注文をお待ちしております。